2019年8月24日
皆様こんにちは。 院長 上岡理晴です。
お盆が過ぎても厳しい残暑が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
お盆中の連日の猛暑に、体調を崩された方もいらっしゃるのではないでしょうか?
かく言う私も夏バテ気味の為、blog更新が滞りがちになっていました。お詫び申し上げます。
今年のお盆は父の新盆の為、栃木県佐野市の実家にしばらく居ました。
また、お盆明けの8/18に約一ヶ月前倒しして父の一周忌の法要を執り行いました。
元々中学校の体育教師で、相当厳格な父でした。
若い頃はその厳格すぎる躾が辛すぎて、かなり反発しました。ありがちな話ですが、高校生の時に一度家出をし、大騒ぎにもなりました(苦笑)
そんな父が急逝して後、微睡んでいる時、毎日のように父の事が脳裏に浮かんできます。若かりし頃、相当長い期間父に反発していましたが、今になってようやく父の色々な言動の深意が、理解出来るようになった気がします。
“親の心子知らず”
その通りだったなあ、としみじみと思います。
そして、私が歯科医師として自立しているのは、父の影響ありきだと言う事を痛感しています。
8/18はお昼頃から法要、内輪の親族の会食がありました。その後、夕方から“佐野 み魂まつり”に行ってから自宅に帰って来ました。
これは毎年この時期、地元仏教会主宰の催しで、夕刻から川に先祖や故人の名を入れた灯籠を流し、供養するといった行事です。
母、兄家族と共に参加し、父やご先祖様の御霊を送ってきました。
陽の落ちかかった薄明かりの中、蝋燭を灯し流れに身を任せるかのように,ゆっくりと水面を下り行く灯籠を見送っている間、幼い頃からの父との色々な場面が思い出されました。
もう二度と戻ることの出来ないそれらの日々を想うと、寂しく切ない気持ちで胸がいっぱいになりました。
父生前は、実家から自身の生活に戻る私が見送られていましたが、逆になってしまったなあ、と思いました。
この灯篭流しを終え、私と父との間で
「じゃあ、元気でな。」
「ああ、来年の盆にまた来るからな。」
そんな会話を交わしたような気分になりました。
お盆や法事。子供の頃はじっとしていることが苦手でしたし、若い頃は堅苦しいしきたりが苦手で、大嫌いな行事でした。
しかし50歳近くになった今、それらの行事の意義が分かった気がします。
故人たちと共に過ごした時間や、彼らの生き様などを振り返り、自分自身の内面を顧みる貴重な時間だと思いました。
また、そこから自分自身がその後の人生を、どう送るかを再考するためのきっかけを与えられているのだとも思えます。
これまで47年間の人生、あっと言う間でした。そして、終焉を迎えるまでの残りの時間もあっと言う間だと思います。
歯科医師としての役目を全うしつつ、いかに実りある人生を送るか、今後もじっくりと考えて行こうと思います。
色々と思う所あり、長文になってしまいました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
《土曜日診療時間変更のお知らせ》
令和1年 8月より土曜日の診療時間を下記の様に変更いたします。
9:30〜13:30 ⇒ 9:30〜13:00 14:00〜16:30
土曜日の午後も診療いたしますので、平日の通院が難しい方にも御来院頂けます。
宜しくお願いいたします。