お知らせ|下丸子駅の歯科・歯医者|かみおか歯科

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2022年新春恒例 マラソン参拝  

2022年1月10日

皆様 大変遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

院長 上岡理晴です。

 

 当院は、1月6日が診療開始でした。

思わぬ大雪🌨に驚きましたが、皆様は転倒や、交通機関の乱れの影響などは大丈夫でしたか?

 

 

ところで、皆様は年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。

 

私は年明けに、栃木県佐野市の実家に、中学2年生の息子と二人で帰省しました。

 

我が上岡家では、私が幼稚園生の頃から40年以上続く、恒例の新年伝統行事があります。

 

それは、実家から往復13kmの山道を走り、山頂の唐澤山神社⛩️へ参拝する事です。急勾配の、曲がりくねった山道を走るのですが、北関東特有の強い”からっ風”🌬の洗礼もあり、なかなかハードな初詣です。

 

当時中学の体育教員で、かなり厳格だった父に無理やり走らされ、幼い頃はいつも泣きながら父の後を追って走っていました。途中の山道で転んで、膝を擦りむいて泣き叫んでも、父は構わず先に行ってしまうので、否が応でも走るしかありませんでした。

 

とにかく当時は、最高に嫌な行事でした。

 

やがて段々年齢が上がり、体力がつくにつれて、少しずつその行事が苦で無くなっていきました。中学生位からは、自発的に走っていた様に記憶しています。

 

そしていつしか、正月にその行事を行うことが当たり前になって行きました。

一年の初めにその苦行を行う事で、色々な苦しい事を乗り越えていけそうな気持ちが芽生えたり、道中で漠然と一年の目標を思い描いたりしたものでした。

 

ですので、その行事を行わないと、何だか一年がスタートしない様な気分になるので、正月に走れない時でも、必ず後日に山頂まで走りました。

 

そして、その振替で走った時が、自分の中での一年のスタートの様に感じていました。

 

ところが、ここ二年間は、その“マラソン参拝”を行えませんでした。

 

一昨年は、年末の不摂生が祟り、元日から酷い食当たりになり、走れませんでした。

 

昨年は、帰省スケジュールがタイトで、走れませんでした。

 

そして両年とも、新型コロナの影響もあり、ゆとりある帰省が出来なかった為、振替の“マラソン参拝”が出来ませんでした。

 

ですので、この二年間は、「新年を迎えた」と言うスッキリした感覚なしに、ダラダラと一年を始め、そして終えていた気がしていました。

 

昨年末くらいから、自分の中で「これではいけない。」と言う気持ちが芽生え出しました。

 

二年間“マラソン参拝”をしなかったのは、理由をつけて逃げていただけなのではないか?と自問自答し、今度の帰省の際は必ず走ろう!と決意しました。

 

とは言う物の、年末の最終診療日に、左脹脛を軽く肉離れしてしまいました。

幸い、ダメージが軽めだったので、既に大分回復していましたが、完走出来る気がしませんでした。

 

私の母親と息子は、車で山頂まで行きました。最悪、リタイアする様な場合には、拾ってもらう事も考慮しての事でした。

 

そして、3年ぶりに走る山道は、大人になってからでは一番過酷に感じました。何せ、コロナ太りで10kg近く増量した分の、重り🏋️を背負って走っているようで、体が前に進まず、急勾配の上り坂では、足をやっと持ち上げられる様な有様でした。

 

それでも、これをやりきらないと、良い一年を迎えられないような気がして、青色吐息で、何とか頂上まで登り切りました。

 

山頂手前の駐車場で、息子たちと合流しました。

 

そこから頂上の神社までは長く続く石段があり、本当に最後の難所になっています。息子は、そこから一緒に走りましたが、徒歩に近いくらいノロノロ走る私を小馬鹿にして、ピョンピョンと石段を駆け上がって、先に上っていきました。

 

私は、やっとの思いで頂上の唐沢山神社に辿り着き、参拝しました。

 

苦しい往路でしたが、何とも言えない達成感がありました。

本当に、これで2022年がスタートするのだと言う実感が、心底沸いてきました。

引いたおみくじは、ご覧の通りの小吉で、可もなく不可もなくと言った感じでしたが、山頂近くからの眺望の画像に、一筋の光が神々しく差し込んでいました。

この画像を見て、何だか祝福を受けている様な気分になりました。

 

その後の復路、息子はほんの一部だけ並走しましたが、途中から車で先に実家へ帰って行きました。復路は下り坂なので、大して苦にならず、無事に実家まで完走しました。

帰宅後、昔からの馴染みのお店で、佐野ラーメン🍜を食べました。私の中では、ラーメンと言えば佐野ラーメンです。昔ながらの懐かしい味を堪能し、満足して自宅への帰路につきました。

 

ところで順番は前後しますが、帰省時に佐野駅に着いてから、真っ先に亡父の墓参り🪦💐に行きました。正月三が日とあり、他に墓参りをしている形跡は皆無でしたが、息子共々に墓参りしたい気分でした。

実家の墓石には、父の座右の銘だった❝無限の可能性❞の文字が刻まれています。

 

墓参りに行きたいと思ったのは、その❝無限の可能性❞の言葉を改めて胸に刻みたいと思ったからです。

 

私は今年50歳を迎えます。

気付いたら、あっという間にいい歳になってしまいました。

明らかに人生の折り返し地点は過ぎています。

 

しかし、3年ぶりの伝統行事を完遂してみて、父が幼い私に試練を与えた意味が、改めて分かった様な気がしています。

 

そして、50歳の自分の中から❝無限の可能性❞を探し出し、素晴らしい2022年になるよう、それを信じて頑張って行こうと思います。

 

本年も、スタッフ共々 かみおか歯科をよろしくお願いいたします。

 

~追記~

本年も、城南タイムズ新年号に当院が掲載されました。

 
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