2022年新年度
2022年4月13日
皆様こんにちは。
新年度が始まりましたね。
通勤の電車内は、新しい制服やスーツを纏った、新入生や新入社員と思しき人の姿が、多く目につきます。
日本では、年度の変わり目と桜の開花がセットになっていますが、見事に咲いていた桜も、すっかり葉桜になりました。
それはそれで、フレッシュな感じがして、私は好きですが。
所で、4月最初の週末に、栃木県佐野市の実家に、中学3年になった息子を連れて帰省しました。実家すぐ近くを流れる秋山川の土手の桜並木を、実家の母と共に愛でる為です。
500~600メートルの土手に桜が植えられ、満開時にはアーチ状に咲き誇ります。私が大学進学で故郷を離れた後位の頃から、ちょっとした桜の名所となっています。
息子は、最初こそは桜の画像を撮ったりしていましたが、途中から飽きたのか、それとは無関係に、ハイテンションで私に戯れかかって来ました。
ただ、足腰が弱っている母(息子の祖母)には寄り添って、優しくいたわっていました。私自身が大のお婆ちゃん子だったので、かつての自身の姿とリンクして、とても温かい気持ちになりました。
まあ、よくよく思い返してみれば、私も若い頃は桜に対して、さほど親しみを感じていなかったように思えます。19歳に大学進学のため、北海道に移住したのも、大きな理由かもしれません。
何せ、北海道はGWあたりに梅、桃、桜が一遍に咲き、一遍に散っていくので、桜が芽吹き、咲き誇り、散っていくといった、その儚さの余韻に浸る風習があまり無かったように思えます。
いや、これはあくまでも私の個人的な見解なので、北海道の方々はその中に、桜の風情を見出しているのかもしれませんね。
話は少しそれましたが、私は丁度20年前、30歳を迎える年の正月に上京して来ましたが、その位から桜に風情を感じるようになりました。
と言うか、私が上京した年の桜が、予想よりかなり早く咲き、北海道からの環境の違いからか、それがとても見事な咲きぶりに見え、自身の上京を、桜に祝福されているかのように感じたのを良く覚えています。
それ以降は、桜の蕾の膨らみを見つけては、開花を心待ちにし、散る桜を惜しむようになりました。
私は30歳にして桜の情緒を解する様になったくらいなので、若干15歳の息子がそれを解するには、時期尚早でしょう。
ただ、栃木の田舎の満開の桜堤を、祖母に寄り添って歩いた事を、ずっと覚えていて欲しいと思います。きっといつしか、祖母と会えなくなる日がやって来る事でしょう。
その頃には、この祖母との思い出と共に、桜の風情を感じられるようになっていて欲しいと切に思います。
≪GW休診日のお知らせ≫
本年ゴールデンウィークは4/30㈯、5/2㈪を休診日といたします。
当院は水曜、日曜、祝日が休診ですので
4/29(金) 〜5/5(水)
上記7日間を休診とさせていただきます。
4/9㈯現在で、ゴールデンウィークまでの院長診療予約枠は、ほぼ埋まっております。
キャンセルや予約変更をご希望される方は、極力お早目の御連絡をお願いいたします。
大変恐縮ですが、御理解・御協力の程よろしくお願いいたします。
